スーパー徘徊(否・超徘徊)

最近は料理に対してあまりアグレッシヴではない。食材・調味料等をバカスカ買う費用が月初早々に無くなってしまったのも原因のひとつであるが、安値で出来るものも碌すぽ。というか、自分で自分が今何を食べたいと思っているのか分からない、ということが多々あった。自分は仕事帰り、スーパーを一周しながら、その日安くなっている食材を中心に、何となくメニウを確定するのだけれども(スーパーに入る前に明確に何を作るか決めていることもなくはないが、稀)、スーパーを小一時間徘徊した挙げ句、自分が何を食べたいのかさっぱり分からず、ぼんやりした気持ちで納豆と味噌汁用の野菜その他のみを購入する、ということが今月は何度もあった。食欲がないというわけでもないのに、なぜこんな粗食というか朝食みたいな夕食を、しかもこんな遅い時間(大体26時頃)に喰っているのだ俺は、と茫然とすることが何度もあった。これは、美味しい味噌を購入したのでむしろ味噌汁をメインに啜りたい、という部分がなかったわけではないが、それにしても。
料理をしない方からすれば「小一時間スーパーを徘徊」というのは随分異常な行動に感じられるかも知らん。料理する人にとってもだ。どうかすれば店員にだって不穏に思われているかも知れず、だとすれば考えものである。でもこの「食に迷い込む」感じも楽しいのよねー。大体「何が食べたいんだ俺は」を通過して「なぜ食べなければいかんのだ」「人間って、喰うのな」「人間ってなあに」ぐらいのところまで行くですよ小一時間もスーパーウロウロしてりゃあ。スーパーウロウロ。超ウロウロですよ。違いますよ。唯一食べたいっつうか作りたいものがあって。「無駄に高い黒酢ヒレ肉を使った酢豚」なんスけど、これは給料日にでも、金に糸目つけねぇ感じで豪快なやつをやりたいのでおあずけ。そもそも酢豚を作ったことがないし、あまり食べようとすら思ったこともないので、酢豚の仕組み(?)がよく分からないんだけども。給料日まで酢豚食べたい欲が残っているかどうかも謎。

こういう、有無を言わさん感じの黒酢を買って、もてあましたい。贅沢ゥ!なぜ黒酢で商品検索するとノーナが出てくるのか。しかもなぜコレ。