妖怪 シチュー吸い(ずい)

めっきり寒くなってまいりました。寒くなりはじめの今週頭、友人が日記に書いていた「きのこシチュー」の文字を見るや口内が完全にシチューになってしまい。確かに、今シチュー喰わずしていつ喰うか、といった寒さ。

翌日、シチューに必要な具材を即購入。その友人は「ビストロシェフ きのこシチュー」<参照>を使っており、せっかくなので俺もそれをば試してみようかしらん、と探したのだが近所のスーパーにそれはなく、似たようなものをと思ったら「隠れ家レストランの贅沢シチュー きのこクリーム」(画像)が店内の一番目立つところに積んであった(超シニカル)のでこれをチョイス。しかし隠れ家。しかも軽井沢。きょうびのアレでアレするならば「隠れ家(笑)」か。こちらの気分としては、名作劇場系の、ヨーロッパの、山小屋の、白ヒゲの、おじいさんの、木彫りのボウルによそってくれたシチューを欲して口がシチューになっているのだが。どこのメーカーでも良いから「雪山で遭難した時に助けてくれたおじいさんのシチュー」を出してくれないか。割と売れると思う。
と、隠れ家ではあるがここは雪山の山小屋の隠れ家であるという気分でこれを拵えた。木ボウルがないのが残念だったが、シチューは泣くほどおいしかった。結句今日まで4日間かけてひとりでひと鍋たいらげた(4日目は今日、これから!)。1食200円もいかない値段で得られる満足感としては相当のもの。とくに飽きることもなく食べ続けた。飽きるどころか、先程つい次のシチューの準備をしてもうた。1週間超まるまるシチュー生活確定。うっかり口がシチューになってしまった人がひとりでも出ればしめたもの。米が炊けたのでここまで。