作詞:横山剣


昨晩の「タマフルポッドキャスト版がさっそくアップされているようでス。しまおさんのドープなラップももちろんですが(笑)、今回はなんと言っても宇多丸×ィ横山剣対談。「作詞家・横山剣」にスポットを当てた話は相当コク深い内容でしたよ。

SOUL電波

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ここんとこ数作の中ではダントツにイイ! アルバム全体に漂う、くっさいスメル。ここまでニオい立つCKBは久しぶりなんじゃないか。対談中で宇多丸さんも仰ってますけど「……え、今なんて言いました?」と二度見ならぬ二度聴きをしてしまう言霊の世界が、まさにCKBの魅力だと思うんス。まさかと思うようなフックが思いもよらない角度から飛んでくる快感。それも、メロ・編曲含めあまりにも流暢に、絶妙なタイミングで襲ってくるからその破壊力たるや。ぼくのCKB初体験は1999年最後の日、ピチカート・ファイヴの年越しカウントダウンコンサートの時だったんですけど、そこで初めて体験した「シャルルドゴールルルルル」の衝撃は多分一生忘れない。デカいホール、ド年末といったハレな気分と相俟って、完全に頭をヤられた。その後、慌てて手に入れたアルバムの……あーこの話長くなるわ。今度ゆっくり。
今回のアルバムは、ファーストインパクトにも勝るとも劣らないフックの応酬でかなり危険。「バンコクの休日」「東京から来た女」がフェィバリットです。あと作詞に関しては、小学生の作文並にストレートな言葉だけで綴られた「RESPECT! OTOSAN」に心底ショックを受けました。「コロ」ともまた違う、「ボクシング入門」の1ページ目に書いてある基礎のパンチなのに、鈍器のように重い、といった感じか。これも長くなるので放棄!(HO!)
ラジオの話に戻ると、「剣さん的NGワード」の話はかなりレアですね。ぼくもつんカー*1ですけど、基本的に「ホゥワ! ホゥワ!」は苦手です。一連のつんくモノは、まさにそのハズかしい小箱を無理くりこじ開けられた快感がカウンターで暴力的に入り込んできた、というのはありますねー。「愛してる」も然り。ホゥワ! ホゥワ! 言いながらもんどりうつ剣さん(笑)。絶妙なタイミングで「一線越える」気持ちよさは確かにあると思うので、いつかすごいタイミングで「越えて」ほしい。