犬&蜂

購入。

inu cafe

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犬さんは……満足度・ショック度は、すんません、正直思ったより低かったッス。というのも、前作「TPC」が、ぼくにとっては満足度の高すぎるにも程がある作品で、まあ所謂「一生モノ」の1枚なもので、それと比較するとどうしても。比べるにも方向性がまるで違うのでなー。それでも数多あるJ-POP群の中においてはもうバツグンに良い作品だったりします。どんだけ前作のハードル高いんだ、つう話ですけど、こればかりは。とりわけ、M1「CANDY」や、森若香織作詞・ビークル作曲・ナカムラテツオ編曲のM5「Superstar's Favorite」なんかは正統ガール・ポップの名曲がまた増えた、とガールポップ好きのぼくとしちゃあ小躍りですよ。……曲数が少なすぎるのかなー。Disc1の方向で10曲ばかし聴きたかった。
で、あんまし期待してなかった(失礼)Disc2、ばかの方ですけど、こっちは思いのほかスゴかった。一発芸としての破壊力はそこいらの芸人が束になっても到底かなわないっつうかコレが「商品」って(笑)。スゲー。M4「ゆうきをもて」の趣のある文体に哲学的な何かを一瞬見ましたがまず幻です。全11曲で10分足らず、というDisc2ですが、これはちゃんと購入した上で「うわっ」と思って欲しい。しかるべき料金を支払ったからこそ感じられる暴力的なスゴみ。一昔前のパンク&ニューウェーヴが持っていた心意気が不必要に詰まっていた。

空色デイズ

空色デイズ

遅ればせながら(色々あって先週のイベントは行けませんでした。南無)。グレンラガン用の2曲の出来が素ン晴らしいので若干埋もれがちですけど、M3「みつばちのささやき」、コレ明らかに中川さんの最高傑作でしょー! ちょっとただごとでないクオリティ。黄金期のハロプロが持ってた熱やら聖子路線のスイートネスやらあと何だ、「ストロベリメロディ」で見せた、何かの可能性(何の)みたいなものが……あまりにも良く出来たメロディをあまりにもスルッと歌ってるんでうっかりスルッと聴いちゃいますけど、あー、ちょっと上手い言葉が見つからないんで保留。フルアルバム(10月にワンマン、ってことはそれまでにアルバム発売ぐらいのことはあるでしょう)に期待。こーいう曲ばかり連発してたらあっちゅう間にチャンピオンですよ。慎重に作って欲しいなーアルバム。