パンク脳


http://www.meriken-movie.jp/
少年メリケンサック」を観てきました。
その前に、2月10日。
公開直前ギグ
http://natalie.mu/news/show/id/13322
http://natalie.mu/news/show/id/13367
にも行ってきたですよ。何かイロイロあってイライラした状態で観たJAPAN-狂撃-SPECIALのライブがえらいこと素晴らしくて。あー、音楽ってのは簡単にアレすれば、音が上がったり下がったりするものなのだなーと。作曲なんて要するに高い音や低い音をアレコレするものなのだ。という実にシンプルな真理を教わりました。
俺は所謂バンドブーム世代なので、ただバンド編成の人たちがブワーッと音を鳴らしただけのものに新鮮なショックなどなく、その後夢中になったイージーリスニングの豪快なオーケストレーションや、コーラスグループのビチビチに詰まったハーモニーのほうにこそパンキッシュな衝撃を受けたクチなので、正直“パンク”とされる音楽から刺激をもらったことはほっとんどないんですよ。ヤンキーが学校に来ないのは当たり前のことであって、むしろすごく学校に来る、なんだったら誰よりも早く来るヤンキーのほうが違う意味で怖いでしょ。率先して掃除するヤンキーなんて近寄ることすらできないよ。そういった意味で俺はピストルズラモーンズよりも、レス・バクスターデューク・エイセスのほうが、怖い。
そーいう目で見れば、もう見たまんまの極地みたいな狂撃なんて本来まったく興味持てないハズ、なんだけど、ライブ直前に抱えてたイライラとキレイにフィットして、ドンばまりセヨー。狂撃の曲って、感情に合わせて音が高くなったり低くなったりしてるだけなんだよね。びっくりするぐらい頭悪いんだけど、ひさしぶりに心底魂をゆさぶられるバカを見た。
そんな前置きのおかげで今週はまるまるヘンなスイッチが入りっぱなしで、そのままの勢いで映画館に駆け込んだですよ。えーと、クソみたいに面白かったです(終了)。「BE-BOP」観終わった中学生がギンギンにガン飛ばしながら歩くのと同じぐらい、俺は身も心もパンクスとなって映画館を出た。うっかりベースを握って映画館に行かなくてよかった。持ってたら確実に誰かの頭をカチ割ってる。始まったばっかだし具体的なことは書きません。どういう感じでススメていいのかもよくわかんないし。たまたま今の気分と異常にフィットしたので、もんのすごくのめり込んだ、ひたすら楽しい2時間だった。
あ、ただひとつ。宮崎あおいの破壊的なかわいさを観るだけでも充分に足を運ぶ価値はアリだ、ということだけは言いたい。アレは何だ。すさまじいことになっている。さっき思い返してて、あの映画の中の宮崎あおいって何かに似てんだよなー……と思ったら、ナイロン100℃「下北ビートニクス」の永作さんだった。
http://www.theatertv.co.jp/theater_0610/main_tue.html