エレベーター・アクション(リアルで)

たった今放送された「タイノッチ」が痺れるほどくだらな面白かったのでメモ。
観たことない人のために一応アレしておくと、この番組は国分太一、井ノ原快彦、千原ジュニア平岩紙の4人がただひたすら「大人げない大人の暇つぶし」をやる、というもので。今回行われたのが「エレベーター4機にそれぞれが乗り込み、申し合わせることなく同じ階に降りることができるか」という遊び。降りられるのは12カ所、うちひとつ(最下の階)はスタート地点なので、つまり「11の選択肢から同じものを選ぶ」という、ただそれだけのこと。ただし、

・自分が前回選択した階には降りてはいけない
・あからさまに階数を示唆するような会話は厳禁
・制限時間は1時間
・30分過ぎると、それぞれのメンバーが降りた階を教え合うことができない

というルールあり。……文字で伝わるのか不安になってきたけど(笑)続けます。
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実際に使われていた建物*1は降りられる階の数値が飛び飛びで複雑なので、カンタンにまとめると、エレベーターのボタンは

11 12
09 10
08 07
05 06
03 04
01 02

こんな風に並んでいて。01が待ち合わせ場所ね。
こういうのは一番最初に「スミを攻める」のが通常の人間心理であるが、最初に選ばれたのは「02」「03」「09」「10」。02を選んだ千原と03の国分は、考え方としてほぼ同じ。国分は「勘違いした」のだという。井ノ原・平岩は「スミ論」を考えてすらいなかった様子。
さて次。「前回選択した階には降りてはいけない」というルールと「スミで合わせる」という考え方を合わせると……!と勢い込んで行われた2度目の結果は「12」「12」「04」「04」。12を選んだのが国分・千原で、井ノ原・平岩が04。どっちもわからなくはないけど……12でしょう!と俺は思った。
3回目が「02」「02」「05」「11」。11を選んだ平岩の気持ちはわかるが……。05の井ノ原曰く「俺は(最初に「正解」とされた02を基準に)ひとつずつ上がったんだよ。気付いてよ!」。この辺からそれぞれの性格が見え隠れしてグッと面白くなる。
その後は、息ピッタリで続いていた国分&千原がなかなか揃わず、逆に千原&井ノ原のワンペアが続いたり、ひたすら平岩だけが突拍子もないところに降りたり(笑)あたふたするうちに30分経過。
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ルール「30分過ぎると、それぞれのメンバーが降りた階を教え合うことができない」が発動すると、4人はいよいよパニックに。しかし、「集合場所になかなか現れない=上階に行ったはず」などの予測で必死に探りあう。
ラスト2分を切ったところで国「02」平「02」井「04」千「12」。ひとりだけ上階まで登った千原に「もうそんな上まで行ってる時間はないでしょ」と国分。が!
「国分・平岩が同じだった」「上に行ってる時間はない」という理屈を合わせた結果、ラスト10秒というところでついに4人同じフロアに降り立つことに成功!!
うおー、全然伝えられてる自信がないけど(笑)、これはなかなかにドラマチックでした。直前、井ノ原がどこに降りたのかは残る3人にとって賭けでしかないけども、見事に的中したときのカタルシスたるや。保存しとくので観たいおともだちは言って下さい。
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追記:改めて考えると、ホントよくできてるわー。伝わんないかもだけど(笑)。番組のヌルい空気から「そんなに難易度の高いものではないんじゃないの?」と思いながら観てたんだけど、進むにつれ4つのルールがジリジリと絡んでいく感じ。最終的に「成功すれば現金100万円、失敗すれば罰ゲーム」という部分が(番組的にも)どーでもよくなってるっていう。カードなんかを使って試すことはできるだろうけど、実際エレベーター使ってやってみたいわー。
追記:
http://www.pandora.tv/my.lockon1128/33915596

*1:新宿・某学園のヘンなタワー