ポケットに名言を #16

だって、植草甚一って、配偶者としては丁重にお断りしたいタイプじゃないですか。

あとに続く女性として(配偶者視線)の冷静な「王様って、裸やん?」的な分析が恐い(笑)。あと、何か身につまされる! しかし「これが友達や親戚のおじさんだったら、と想像すると、絶対に面白いと思う!遊んで暮らしてるみたいで、ナイス甚一、最高!というか、自分がJ・Jになりたいよ!植草甚一って、つまりオタクの成功者だと思うのです」ってのはまさに。残されたどの本を読んでも、氏について書かれた身近な方々のエッセイなどを読んでも、本人およびその周辺の人たちは、すこぶる楽しそうなんだよなぁ。

運転席も爺さん。
後部座席も爺さん。
爺さんがぎっしり。
もしかしたら、ひとりぐらい婆さんがいたかもしれない。
運転していたのは恐い若者ではなく、
毛糸の帽子をかぶった、単に座高の低い爺さんだった。

おもしろ女性のおもしろエッセイが読みたいんです、という今日の2本でした。土岐さんはそろそろ土岐版「おしゃれ手帖」あるいは「なにかのan・an」を出すべきだと思う。