雪国まつり(真夏に)

↑をやってみたら存外楽しいというか、もっと色んなパターンが楽しめそうお!(^ω^)と、もう数パターンチャレンジしてみようかとも思ったものの、ひとりでやっていると割とバカみたいなので(笑)、ダレソレのパターンなら俺も、という方がいたらぜひ読ませてほしいの。身近な者には書けと指令を出しておきまんた。あと、しょこたんで色んな文学をやるのは楽しそうだ。起きたら虫になっとうwwwwwwwwテラ足wwwwwwwwwwwキモスwwwwwwww
てえことで、
雪国サンプル。和田さんのものに使われていた冒頭部分を。

 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が上がった。
 向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、
「駅長さあん、駅長さあん」
 明りをさげてゆっくりと雪を踏んで来た男は襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の毛皮を垂れていた。
 もうそんな寒さかと島村は外を眺めると、鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と散らばっているだけで、雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれていた。
「駅長さん、私です、御機嫌よろしゅうございます」
「ああ、葉子さんじゃないか。お帰りかい。また寒くなったよ」
「弟が今度こちらに勤めさせていただいておりますのですってね。お世話さまですわ」
「こんなところ、今に寂しくて参るだろうよ。若いのに可哀想だな」
「ほんの子供ですから、駅長さんからよく教えてやっていただいて(後略)