俗の人の本棚。3

なぜ律儀に続けているのかわからない、パクリ企画。オリジナルはこっち
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『犬家の一族』
とり・みき

徳間書店
とり・みきさんの短編集。
1993年。
この間、深夜に放送された実写「時かけ」を観ていて
久しぶりにこの本に収録されている
「クレープを二度食えば」を思い出し、
押し入れから引っぱり出してきました。
筒井、SF、そして何より(「時かけ」時の)原田知世のファンであったとりさんによる
1984-1992の原宿を舞台にした
"時をかける"SFモノ。
加えてフリッパーズ「ヘッド博士」が大きくクローズアップされた
短編ながら読み応えのある、沁みる作品。

他の収録作も、自伝SF?「あしたのために」や
冷食捜査官シリーズ」「猫田一探偵」などなど
とり・みき入門編、ベスト版としておすすめしたい内容。
「クレープ」は、のちに自選短編集に収録されています。

クレープを二度食えば―自選短篇集 (ちくま文庫)

クレープを二度食えば―自選短篇集 (ちくま文庫)

が、こちらも絶版? 中古のみのようです。
追記:この本、長門さんお薦め100選のひとつだって*1 *2! という意味も含めて、読むと良い。