求む、一時休戦モノ

最近なぜか急に「『HUNTER×HUNTER』を1巻から全部揃えよう」と思い立って、じわじわ2、3冊ずつ買い集めて24巻まで揃った。
これまでも友達に借りたり中途半端な巻数を買ったりで、3周ぐらい読み返しているんだけど。全体の流れと結果だけは把握しているものの、俺はどうもマンガの細部を記憶する能力が欠けているようで、(おそらく)4度目の今も相当にわくわくてかてかしながら読み進めている。もう2冊でまた手詰まりかと思うと絶望的な気持ちになるが、追いついてしまったら(多分、明日か明後日)また次の快楽を探すしかない。あと、俺が読んだあとは未読だったという社長にパスしてるんだけど、いつ「俺が念を習得したら、こういう能力の……」と言い出すかとハラハラしている。社員同士が自分の念能力について真剣に議論するような会社は、たぶんすごくだめだ。
最初に読んだときも、今読み返していても、いちばん好きなのは16〜17巻、GI編・ドッジボールのくだりだなーと。俺はマンガ読み力(ぢから)が弱いので「どこもかしこもおもしれー」と思うんだけど、とりわけココが好きなのは何だろうか、と考えるに「あー、敵と協力する場面があるからかー」と。一時休戦モノ、というジャンルがあるのかわからないけれど、潰し合う勢いで闘っていた者同士が、別の目的のために一時休戦して、協力体制をとるっていうアレ。ルパン×銭形しかり、あと……何だ。キン肉マンは悪魔寝返りの繰り返しだし(アレは一時というより永久契約っぽいけど)、三次元の話でいえば、桜庭×シウバの関係は、どんなマンガよりもマンガだった。

タッグというか「少し前までは想像もしなかったチーム」にビンビン来るものがある。いっぱいあるよなーと思って咄嗟に浮かんだのはこんだけだけど、もっとほかに俺の知らない「一時休戦モノ」があるハズ。あったら教えてー、という思いからダラダラと書きました。

HUNTER X HUNTER16 (ジャンプコミックス)

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