Say Lee, Say Tong


持つべきものは若干心的距離のある友人である、というのも先日。遠方に住む友人が所用あって東京に行く。ついては宿代わりに拙宅の一部スペースを解放してくれまいか、などと云う。イエス。イエス。とふたつ返事で許諾、快諾した私は改めて自室を見渡した。これはなんど。散乱したレコード・CD・プラッチック・書籍・雑誌・布袋・A4用紙・ビニール袋・用途のよくわからないコード・楽器・灰皿・ライター等をノールールで配置した結果、混沌、カオスを意図的に表現してみました、とでも云うような、芸術が出来上がっていたのであり、つまり途方もなく散らかっていたのである。芸術は所狭しと配置してあるので、友人を配置するスペースが見当たらない。寝床が捻出できないのであるがとりあえずこの野暮ったい口調を止しても良いですか。良いですよ。
というわけで、とても人が宿泊出来る状況ではない有様であるこの部屋をなんとかしなければ。と都合3日ほどかけて(平日は帰宅時間が完全に午前様なので、なかなか進まない)どうにか宿泊スペースを確保することができました。勢いで普段気になっていた風呂場やら何やらにまで掃除の手を広げ、結果的に晦日以上の大掃除になったんですが、おかげさまで全体的にすっきり片付いた。快適なー。これが気の置けなさすぎるズルズルの友人であるならば「そのプラッチックの上に寝転がれば良い」といった具合で、片付けなど一向に進まないわけですよ。ここで1行目に戻る。
この状態をキーポンするためには、定期的に若干心的距離のある友人・知人を招くようにすれば良いのだけれど、嫌だなそれ。