タイポアニメ(おしゃチューブ)

新着ブックマークページにずらーっと並んだYouTubeのサムネイル画像に、すてきな色合いのものを見つけたので、飛んでみた。
Pulp Fiction in Typography

パルプ・フィクション」の劇中セリフをタイポデザイン化してアニメーションにしたもの。どうかというぐらいおしゃれに仕上がっていてすごいなーなんて眺めていると、右横に同様のタイポアニメらしいものがずらりと並んでいて。あー、多発的に楽しまれているのだなーと。
ソール・バスなどが制作した映画タイトルのファンが、一昔前なら同様の職にでもつかないかぎりやれなかったことが、自宅のパソコンで(能力とセンスと相応のソフトがあれば)作れるーー21世紀がやって来た時はあまりのピンとこなさに愕然としたものですが、案外こういうところにしれっと来ていた。まあ、サンプラーが安価になったあとのポップス業界も同じようなことでしょうけれど、ソール・バスの作品も含め、YouTubeのおなじみの画面に並列しているさまを見て、あらためてポーっとしたのでした。
■It's a Mad Mad Mad Mad World - Title Sequence by Saul Bass

おしゃれすぎて引くわー、というぐらい完璧なアニメーション。90年代中頃にはpizzicato five関連の作品やそのテの文化人の方々によってこのあたりの作風が頻繁に「復刻」されていて、ぼくももちろんそれを入り口に興味を持ったのですけど、もうね、おしゃれタイポが動いている間は世界は平和だ、という気になりますね根拠もなく。というわけで、他のソール・バス関係のお気に入りものや、先程の新進気鋭タイポアニメ作家の作品から気になったものを畳みつつ貼ります。他にも山ほどあるので、もっと見てぇ、という人は「saul bass」「typography」などの単語で検索して泥沼にはまって下さい。
追記:ソール・バス作品をまとめた本、としてはこれがすごい。

ソール・バス&アソシエーツ (IDEA ARCHIVE)

ソール・バス&アソシエーツ (IDEA ARCHIVE)

復刻版。主に商品デザイン(京王デパートの鳥マーク含む)がドサっと紹介されているんだけど、眺めているだけでテンションが上がる一冊。